ごあいさつ
「身心なケアー」と患者様やそのご家族が満足・安心できる医療
令和5年3月1日は、念願の移転で新病院「伊勢ひかり病院」の誕生です。伊勢慶友病院の開院から、20年目という節目の年に、長年の夢であった新病院への移転を迎えることができました。この大きな喜びを力に変え、職員一同、初心を忘れず、これからも地域医療への貢献に努めてまいります。
亀谷病院から慶応義塾大学伊勢慶應病院へと移管され、平成15年10月1日には、医療法人全心会伊勢慶友病院として3度目のバトンタッチがありました。高齢化社会の到来時に、急性期病院から慢性期病院への転換は、この地域医療における大きなTurning pointであったと思います。伊勢赤十字病院、市立伊勢総合病院等の後方病院として、多数の施設や開業医の先生からの患者様の受け入れ、地域医療に貢献できる重要性を職員一同感じています。
新病院には、透析センターと介護医療院を併設しました。透析室には45台の透析管理機器、ベッドは50床、個室4床、感染対策個室1床ご用意して、外来透析と入院透析を行っています。介護医療院は、長期的な医療と介護の両方を必要とする方に「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」などの「医療」と「生活施設(在宅)」としての機能を兼ね備え、安心して長期療養生活を送れる新しい施設です。
近年には、糖尿病やメタボリック症候群、肥満からくる脂肪肝の患者が増加しており、肝臓は自覚症状がないまま病状が進行し、肝硬変や肝臓癌に至るケースが増えています。当院では2名の肝臓専門医が常勤しており、肝疾患患者様の診療を継続する必要性を感じ、令和6年より「三重肝臓センター」を併設する運びとなりました。令和8年3月には、「ナーシンングホーム御薗」(在宅型有料老人ホーム 24時間看護体制で医療度が高い方)を開設し、当地区を「御薗ひかりタウン」と自称し、“ゆりかご” から“超高齢者”まで、地域の皆様から信頼され、安心して利用していただける施設を目指しております。
開設4年目を迎え、院内設備や電子カルテをはじめとする医療機器など、病院のハード面は着実に整備・充実してまいりました。一方で、これから私たちがさらに大切にしていかなければならないのは、「ソフト面」の充実です。どれほど設備や医療機器が整っていても、それを支えるのは職員一人ひとりの思いやりや気配り、そして互いを尊重し支え合う姿勢です。患者様やご家族の立場に立って考え、小さな変化や不安にも目を向け、温かく寄り添う姿勢こそが、安心と信頼を育む医療の基盤であると考えています。職員一同、初心を忘れることなく、地域の皆様から信頼され、安心して受診していただける病院を目指して努めてまいります。よろしくお願い申し上げます。
病院長 堂本 洋一
